議会活動報告-平成22年12月定例会(第4回)[12/10]

2011-02-01

平成22年6月定例会(第2回)における個人質問要旨

件名1 「体質改善型の改革」について
 要旨1 就任時、市長は市役所の体質をどのように認識されていたのか。
 要旨2 就任後、市長は市役所の体質をどのように改善しようとされているのか。
 要旨3 市長就任から2年余り経過しましたが、改善の結果はどうですか。まだ出ていないなら進捗状況は
件名2 市長補佐官の設置について
 要旨1 新たな市長の下、市政の改革・運営を図るにあたり、市長を補佐する「市長補佐官」を設置されて2年が経過しましたが、市長の評価について

質問

 ご指名をいただきました議席番号5番の山口健一でございます。それでは、さきに通告いたしております2件について質問させていただきます。
 まず、件名1.体質改善型の改革についてお聞きいたします。
 市長は、2年前の9月、初議会において所信表明をされました。その中で市長は、市政を運営していくに当たり、4つのKを私の基本理念として位置づけ、推進してまいりたいとしており、まず1つ目のKは経済のKであり、今年度より第2次財政健全化プログラムに基づく取り組みを進めているところではありますが、財政再建については単なる切り捨て型ではなく体質改善型の改革を目指し、また体質改善型の改革を進めるためには、まず市役所が変わらなければなりません。そこで、若手・中堅職員の積極的な登用や情報公開の徹底などにより市役所改革を進めてまいりますと、このように所信を表明され、その後も毎年の市政方針や、私はどうかと思うのですが、市政要覧ならともかく、くらしの便利帳にまで4K政策が掲載されております。
 私も、この時代、地方自治体にとって最も重要なのは、トップリーダーである市長のリーダーシップと組織の体質改善が必要と考えており、このような市長の思いには共感するところが非常に大きく、また非常に大きな期待を寄せているところでもあります。
 そこで、要旨1.就任時、市長は今の市役所の体質をどのように認識されていたのか、就任時のありのままの気持ちをお聞かせください。
 要旨2.就任後、市長は市役所の体質をどのように改善されようとしてきたのか、お聞きいたします。
 要旨3.市長就任から2年余り経過しておりますが、改善の結果はどうでしたか、お聞きします。まだ出ていないなら進捗状況をお聞かせください。

 次に、件名2.市長補佐官の設置についてであります。
 平成20年8月に芝田市政が誕生し、翌月の9月定例市議会で市長の女房役である副市長の人事案件が否決されるという、過去に例のない大変な出来事がありました。当時は市長も大変ご苦労されたこととお察しいたします。
 そのことと関係があったのかどうかはわかりませんが、それから2カ月後の11月1日に突如、市長を補佐する市長補佐官という新しい職を設置されました。設置目的だけを見ますとまるで副市長の仕事ではと思うほどでございますが、急なことで、当時、組織や人事を担当していた部署はその調整に大変だったと思います。
 そこで、要旨1.市長補佐官を設置されて2年余り経過しておりますが、うまく機能し、初期の目的が達成されておるのでしょうか、市長の評価をお聞きいたします。
 質問は以上でございます。再質問、要望等は質問者席よりさせていただきます。

答弁◎市長公室理事(辻野修司)

 それでは、山口議員のご質問にお答えいたします。
 件名1.要旨1から要旨3につきまして、相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。
 芝田市長が市長就任時から一貫して申し上げておりますのは、市民の目線、市民の感覚を大切にということでございます。市の取り組み内容が市民の感覚とずれたものになっていないかを常に意識して進めていくためには、市役所と市民の皆さんとの距離を縮める必要があるということでございます。
 また、河内長野市が持っている素材は一級品であるにもかかわらず、就任時、その素材を生かし切るための思い切ったチャレンジが十分でなかったり、市がせっかくよい取り組みをしていても、それを知っていただくために積極的にアピールしていく姿勢が不足しているなどの課題もございました。
 さらに、非常に厳しい財政状況の中、基礎自治体として広域連携を進めるなど、従来の形にとらわれない行政運営の形も考えていく必要があるという市長の思いもございました。
 市長就任後からの市役所の体質改善という点につきましては、市長は、芝田市政の基本的政策である4つのKのうち、経済において体質改善型の改革が必要であると申し上げております。
 体質改善型の改革を進めるためには、まず市民目線で市役所が変わらなければなりません。そこで、若手・中堅職員の積極的な登用や情報公開の徹底などによる市役所改善を念頭においてスタートいたしました。就任直後に、職員一人一人の意見を市政に生かすために市長みずからが職員ひとり一改革案の提出を求めましたところ、全職員から熱意あふれる改革案が提出されました。これは、改革に向けた職員の熱意のあらわれであるととらえております。中には、市役所1階での授乳室の設置やフロアマネジャーの配置など、ほぼ提案どおりの形で実現につなげることができたものもございます。
 現状におきましては、いろいろな枠組みでの広域連携の取り組みが形となってきているとともに、市役所と市民の皆さんとの距離を縮める試みといたしまして、今年度から部長マニフェストを策定、公開したところでございます。策定に当たりましては、105%、110%の努力をして達成できる目標を設定し、これにより、思い切ったチャレンジを行う姿勢を各部長が再認識することができたと考えております。
 なお、市長みずからも、まちかどトークとして地域に出向いて市民の皆さんからの提案を直接お伺いする機会を設け、10月から既に2回開催したところでございます。
 一方、職員の取り組みといたしましては、平成20年度から若手職員によるプロジェクトチームを設置し、本市の喫緊の課題である転入、定住策と活性化策について議論を行ってまいりました。このプロジェクトチームからの提案を積極的に取り上げることにより、さきに構想を発表しました奥河内の取り組みや新婚世帯の転入、定住につなげる取り組みなど、前例や慣例にとらわれない新たな発想をもとにした取り組みが実現しつつあります。
 こういった取り組みを通じて、職員の間に、前例にとらわれず積極的にチャレンジする姿勢が浸透してきている現状になっております。
 例として申し上げますと、天野山金剛寺を舞台に毎年開催しておりました観月まつりについて、ことしは観月会と名前を変えて実施しました。これまでの屋外でのお茶会や音楽鑑賞を中心とした内容から、お寺の庭園をライトアップして鑑賞することを中心とした内容へと変換し、全く新しいものを一からつくり上げました。これは、お寺が大改修に入ることから例年どおりの催しを開催することができないところ、仕方がないとあきらめるのではなく、河内長野のよさを知ってもらいたい、来られた方に楽しんでいただきたいという思いで、同じやるなら120%を目指そうという前向きな姿勢のあらわれであると考えております。
 これからは、本市の持つ一級品の素材を生かして、河内長野はこんなにすばらしいまちなんだという誇りを持って市政に取り組むとともに、自信を持ってその取り組みを市内外へ積極的に発信していく施策にも一層力を入れていく必要があると認識しております。もう一歩前へという理念で市長以下職員一丸となって取り組んでまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

要望

 私の思いと大分ずれている部分があるわけで、件名1の部分につきましては、以下要望とします。
 今の答弁にもありましたとおり、体質改善型の改革を進めるためにはまず市民目線で市役所が変わらねばならない、このことは私も全くそのとおりであると考えております。
 市長は、今、国・地方を通じてさまざまな制度疲労が見られるなど、現在の日本も大変な時代であり、本市も例外ではなく大変厳しいと言われ、今の時代を第3の太平記ととらえ、市役所改革を進めることで、これを乗り切ろうとされております。改革にリスクはつきものですが、市長は何を賭けて、この改革を断行しようとしているのかが見えてこないのであります。
 ことし4月より、第3の太平記の時代を乗り切るために、市長は行革担当の参与を設置されました。市長の人事権について何も申し上げるものではございませんが、財政健全化の真っただ中、給料もさほど変わらないわけですから、行革はもちろん、市政全般に携わることのできる、副市長を2人制にされたほうが、効率的に市役所改革や市政運営を図ることができるのではないでしょうか。また、市民の皆さんにもよく見えるのではないでしょうか。
 もう1点、去る12月6日の夕方、私の自宅のほうに1通のファクスが入りました。固有名詞は控えさせていただきます、内容は『議員の皆様方にはいつも我々市民のためにご尽力いただき、まことにありがとうございます。私は○○に住んでおります○○でございます。市民協働という考えで市役所とも協力しておりますが、どうしても行政の壁にはね返されます。一度お時間があればご相談に乗っていただければと思います。ご多忙と思いますが、よろしくお願い申し上げます』と、こういう内容でございました。住所、氏名、電話番号が記載されておりましたので翌朝一番に電話をさせていただきました。するとその方は、『既に市長とも市役所でお話をさせてもらったし、森林ボランティア・トモロスという、ボランティアの方とも相談をさせてもらいましたが、市役所は協働を掲げながら、市の権限をもとにいろいろ理由をつけて、ある一線からは市民に物事をゆだねようとしないのです』と、こういう内容のことを言われています。私はこの方のお話に何か深い心を感じましたので、一度お会いして詳しくお話を聞かせていただく約束をして、受話器を置きました。双方の話を聞かないと今は何も言えませんが、こういう状態では市民との距離を縮めるどころか、逆に遠ざけているのではと危惧しております。
 先ほどの答弁では、市役所改革もうまく進んでいるように聞こえましたが、こんな話もありますので、今以上に市民の声に耳を傾けていただきまして、市民目線で市役所改革に取り組んでいただきますよう強く要望させていただきます。

再質問

 それでは、件名2について再度お伺いします。
 まず初めに、市長が市長補佐官に指示する特命事項についてお聞きします。
 今まで市では、特命事項というのは市役所の通常業務以外のもので、例えばご承知のように河内長野駅前再開発事業だとか第2清掃工場の建設用地の選定・買収、さらには三日市町駅前の再開発事業などのように、その時代の最重要課題として位置づけられた業務であると認識しております。多分、OBの方々や、ここにおられる現職部長級職員の多くも、そういうふうな認識ではと思うのですが、このことについて市長の考えはどうか、お聞きいたします。

答弁◎ 総務部長(中谷眞久)

 再質問にお答え申し上げます。
 確かに、これまでは河内長野駅前再開発、埋め立て、第2ごみ焼却場の建設、三日市の駅前再開発など、そのときそのときの重要な課題を担当する者、特命事項として担当する者を置いてきたわけでございます。
 今回、危機管理とまちづくりという特命事項で、市長補佐官を置かせていただいたわけなんですけれども、その理由は、従前の特命事項と同じように、これらの分につきましても現在、市の施策として特に重要な施策でありますし、また答弁させていただきましたように、市としても統一的に、また迅速かつ的確に対応していかなければならないものであると考えたからこそ、設置させていただいたものでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

再質問

 今、先ほど私が言いましたような事業と、同じぐらい大事だというふうにおっしゃっていますが、それではもう1点お聞きします。
 今回、市長が指示された危機管理に係る事項とまちづくりに係る2つの事項、これも本市においては、また府内の市町村においても、以前から既に力を入れて取り組まれてきている事業であると私は思います。それを市長は市長直轄ということで、11月という年度途中に、部長級よりも高額な管理職手当を支給してまでも特命事項として市長補佐官に仕事をさせる意図が全く見えてこないわけであります。
 市民の方々や市幹部職員にも、余り見えていないように思うのですが、その辺はどうですか、お聞きします。

答弁◎ 総務部長(中谷眞久)

 確かに、危機管理、まちづくりにつきましては従前から既に取り組んでおりました業務でありますけれども、さきにお答え申し上げましたように、現在、現時点で市の施策として本当に重要な施策であるということと、そしてまた、それらに対する市長の強い思いからそれら施策の内容の充実でありますとか改革のスピードを上げていく、そういったことを図っていかなければならないことから、市長補佐官が担当する形で市長直轄で置かせていただいたわけでございます。
 また、部長より高い管理職手当の支給についてでございますが、特命事項の内容からいたしましても、関係する部局も指揮監督の上、全庁的に統一的、横断的に取り組んでいく必要があることから高い管理職手当にさせていただいたものでございますので、よろしくお願いいたします。

要望

 市長が本当に重要な事業であり、自分の非常に強い思いであるということでありますので、多分今後も市長補佐官は継続して設置していかれることと思いますので、次の要望をさせていただきます。
 まず1つ目、市長補佐官は部長と同じ職階でありながら関係事務を所管する部長等を指揮監督することが今、答弁にありましたけども、本当にそれを指揮監督することが同じ職階でできるのかどうか? 2つ目は、市長補佐官は部長と同じ職階でありながら、市の現職階(主幹・課長・室長・部長)での、最高額の格差を部長級の管理職手当に加算することの是非について? 3つ目は、市長は所信表明やみずからの後援会の活動報告にもありますように、若手・中堅職員の積極的な登用による、市役所改革を目指しておられる、その中での再任用市長補佐官の設置について? この以上3点について、今後、再度十分協議検討されまして、市民にも職員にもさらにわかりやすい市政の改革、運営を推進していただきますようお願いします。
 組織というのは、全職員、共通理解のもとに一致団結してこそ何倍もの力を発揮するものでございますので、強く要望させていただきまして、私の質問を終わります。

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