9月, 2011年

平成23年9月 定例会議案第45号及び第48号における討論

2011-09-30

議案第45号 河内長野市都市公園条例の改正について

●提案理由の説明◎(芝田市長)
議案第45号 河内長野市都市公園条例の改正についてご説明を申し上げます。本件は、市民サービスの向上、施設の効率的な管理運営を図るため、先に策定、公表されております公の施設の指定管理者制度に関する指針に基づきまして、都市公園施設であります野球場、プール及び庭球場に指定管理者制度を導入するため、本条例を改正するものでございます。

賛成討論(山口健一)

議案第45号ほかにつきまして、賛成の立場で討論いたします。
本議案については、来年4月1日から河内長野市のスポーツ振興に係る各種大会、行事及び事業、さらには市立のスポーツ施設すべての貸し出し業務から維持管理までを民間に指定管理させるべく条例を改正するものであります。私も少しは競技スポーツや市民スポーツに携わってきた一人として、基本的には民営化に反対するものではありませんが、民営化の第一の目的は市民サービスの向上であることは言うまでもありません。

しかしながら、競技種目によりましては、特に水泳等についてはその指導や管理面においては命がけの仕事でもあります。本市においても過去に市立中学校のプールに於いて尊い生徒の命が奪われるという、悲惨な事故も発生しております。教育委員会としては十分承知の上のこととは思いますが、今後、指定管理者の選定に当たっては、より安全で安心な管理運営のためにも、まだまだ真剣な議論が必要と考えております。そのことを強く申し上げまして、とりあえず議案第45号ほかの条例改正については賛成といたします。
以上です。

議案第48号 平成23年度河内長野市一般会計補正予算について

●提案理由の説明◎(芝田市長)
次に、議案第48号 平成23年度河内長野市一般会計補正予算についてご説明を申し上げます。今回の歳入歳出の補正といたしましては、歳入歳出それぞれ1億548万5000円の追加でございます。歳出の主なものといたしまして、土木費では、ノバティ長野の北館の5階について、駅前立地の特性を生かす施設の設置を検討するための調査、設計に係る経費として1100万円を計上いたしております。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。

反対討論(山口健一)

議案第48号原案に対する反対の立場で討論をいたします。
私はさきの一般質問でも申し上げましたが、子育て支援事業のさらなる推進は市民も議会もだれもがその必要性を認識しており、そのことを否定するものではありません。しかしながら、市が自ら所有する財産に設備投資をするのならともかく、中小企業の倒産が後を絶たない昨今の経済情勢の中で、一民間企業が所有する、うわさでは抵当権設定されているとも言われている他人名義の物件に、約2億円もの設備投資をし、その後毎年約2,700万円もの賃料を支払いし続けるこの事業は、市にとって爆弾を抱えているようで余りにもリスクが大き過ぎます。こういう計画があるのなら、平成21年の3月に市がなぜ西友・南海から直接買っておかなかったのか。1年分の賃料で買えたのではないですか。宮ノ下駐車場用地の反省はどこに消えたのですか。
過日の本会議の中で副市長のほうから、一度議会とも協議の場を持ちたいという話がございました。このことについては私もぜひとも必要と考えておりますので、できるだけ早い時期によろしくお願いしたいと思います。
税を使わずにノバティの再生が可能なら結構でございますが、今回のような進め方は余りにも市民や議会を軽く見過ぎてはおりませんか。本心からノバティながのの再生を目指すなら、当初からの経過も含めもっと関係者一同議論を深めてからでも決して遅くはないと考えます。
したがって、議案第48号原案には反対といたします。

平成23年9月 第3回定例会における質問要旨

2011-09-30

■要旨

件名1 東南海・南海地震や台風による集中豪雨に備えて滝畑ダムは大丈夫か。
 要旨1 滝畑ダムの防災調節機能は、正常に発揮されているのか。

 要旨2 万が一、常時満水位の4,613,000㎥の水が一度に流出した場合ダム下流における水害想定区域はどの辺りまでなのか。また、その区域への周知及び対策はどうか。

件名2 下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法について
 要旨1 本市における合理化事業計画の進捗状況と見通しは

件名3 ノバティーながの再生への取り組みについて
 要旨1 「ノバティーながの」の活性化について河内長野都市開発株式会社・ノバティーながの管理組合・河内長野市の三者それぞれの考え方を聞く。
 要旨2 「ノバティーながの活性化計画・公共施設整備事業(案)」が、今回急遽提案され予算を補正されるに至った経緯について聞く。

質問及び答弁

■質問
只今ご指名をいただきました議席番号5番 山口健一でございます。先の通告により質問いたします。
まず、件名1.東南海、南海地震や台風による集中豪雨に備えて滝畑ダムは大丈夫か。
要旨1.滝畑ダムの防災調節機能は正常に発揮されているのかについてお聞きします。
滝畑ダムは、79戸の民家を初め小学校、中学校、診療所等公共施設を犠牲にして、昭和48年に着工し、昭和56年5月に竣工した、総貯水量が934万立方メートルの多目的ダムであります。ところが、以前には常時満水位をはるかにオーバーし、防災調節容量を超える水位まで水が溜ったこともあったが、目視ではあるが、ここ20年間ぐらいは常時満水位をオーバーすることがない。これは常時満水位をオーバーするほどの雨が降らなかった為なのか、それとも何か別に事情があって溜めていないのか、地元滝畑ではいろんな憶測が飛び交っておりますので、実際の管理状況を聞く。

次に、要旨2.ダム底にたまっている堆砂や死水を含めると593万5,000立方メートルの水。万が一、この水が一度に流出した場合、ダム下流域における水害想定区域はどのあたりまでなのか、またその区域への周知や対策はどうなっているのかを聞く。このことは、ダム建設交渉時に何度も府や市に尋ねたが、このダムは重力式のコンクリートダムなので、左右の岩山が崩れない限り絶対大丈夫だと言われ、当時からだれもが皆それを信じてきた、しかし今回の東日本大震災や、過日の台風12号による集中豪雨災害以来、過去の基準や理論は信じられなくなりましたので、危機管理の立場からの答弁をお願いします。

●答弁◎産業振興部長(中野栄二)
それでは、まず件名1.要旨1についてお答え申し上げます。
滝畑ダムの洪水調節機能につきましては、ダム流域で50年に一度の確率の降雨量であります日雨量289.1ミリメートル、時間雨量66ミリメートルの豪雨時に、総流出量の約3分の2をダムに一たん貯留し、洪水による下流域の農業被害等を未然に防止するもので、常時満水位である標高262.4メートルから上7.4メートルの区間を洪水調節容量としています。ダムが完成した昭和57年以降、試験湛水を数度行っておりますが、その際はダムの貯水位が常時満水位から上3メートル弱を記録し、平成元年の試験時には常時満水位から上7.4メートルを記録いたしました。これは、洪水調節容量まで湛水した際ダムに異常を来さないか調べるため、放流口を閉塞し、人為的に水をためたものであります。その後は試験湛水を行っておらず、自然洪水調節容量まで湛水した際ダムに異常を来さないか調べるため、放流口を閉塞し、人為的に水をためたものであります。その後は試験湛水を行っておらず、自然の状態で貯水位は常時満水位から上2メートル未満の範囲で推移しております。

続きまして、件名1.要旨2についてお答え申し上げます。
滝畑ダムについては、河川管理施設等構造令に基づき、震度法により設計、施工、管理が行われており、全国で同様の設計基準により築造されたコンクリートダムが過去に発生した大規模地震によって決壊、修復不可能となった事例はなく、耐震性を有していることが確認されていることから、決壊した場合の被害想定は現在のところ行っておりません。  しかしながら、この3月に発生した東北地方太平洋沖地震を契機として、大阪府におきまして滝畑ダムを含め災害時に下流への影響が大きい農業用ダム、ため池について、東南海、南海地震及び直下型地震の想定される最大の地震動に対する安全性について検討を進めると聞いておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。以上でございます。

■要望
要旨2についてですが、万が一の場合のシミュレーションされた図面が、府か市の方にあると聞いているので、あるのなら後日示していただきたい。いずれにしても「想定外であった」ということのないようにしていただきたい。

■質問
次に、件名3.ノバティながの再生への取り組みについて。
要旨1.ノバティながのの活性化について、河内長野都市開発株式会社、ノバティながの管理組合、また河内長野市、この三者はそれぞれどのように考えているのか。
要旨2.ノバティながのの活性化計画、公共施設整備事業(案)が予算を補正してまで今回急遽提案されるに至った経過について聞く。
余り感情的にならずに市民目線でわかりやすい答弁をお願いする。

●答弁◎都市建設部長(宮川祐次郎)
件名3.要旨1、要旨2につきましては相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。
ノバティながのにつきましては、平成21年3月にキーテナント撤退後、同年7月に北館地下1階食料品フロアのオープン、11月には北館1階から4階がリニューアルオープンするなど、関係者のご努力により再生事業が進められてまいりました。
しかしながら、北館5階につきましては一部大手学習塾が営業されておりますものの、商業床利用の低迷もございまして、現在もなお大きな空き床が残っているものでございます。
市としましても、この北館5階の空き床が解消されることが再生事業の一定のめどとして考えており、これまで商業、医療、文化、スポーツ施設などさまざまな活用が模索されてまいりましたが、最終的には子育て支援の拠点施設の設置を行っていただくのがノバティながのへの集客を高め、活性化につながるものと考えたところでございます。
一方、空き床への公共施設の設置につきましては、ノバティながの管理組合及び河内長野都市開発株式会社から平成21年9月にノバティながのへの公共施設の導入の要望書が提出されており、ビル再生への集客施設としての寄与と駅前立地という利便性にかんがみ、市民サービスの拠点としてシャワー効果の期待とビルの再生を推し進めるべく、早期導入に向けて取り組みを強く要望されたものでございます。以上でございます。

■再質問
以前からノバティながの管理組合と市や都市開発株式会社との間に相当大きな不協和音が響いているように感じるわけであります。聞くところによると、当初から共益費を納めていない権利者もいるというのは事実ですか。また、ノバティながの管理組合理事長から市長と社長あてに質問書が出されているようでありますが、事実であればその内容を簡単に説明していただきたいと思います。
それからもう一つ、聞くところによると、都市開発株式会社は社長である副市長が保証人となり、資金調達のために5,000万円という融資を受けているといううわさも聞くわけですが、事実かどうかお聞きします。
以上3点お願いいたします。

●答弁◎都市建設部長(宮川祐次郎)
申しわけございません。議長、ちょっと少し座らせていただいて。すぐ答弁しますので。

●答弁◎副市長(向井一雄) 
3点ご質問いただきました。まず3点目にご質問あった保証人に、私、都市開発の社長をさせていただいておりますが、正直申しまして昨年の12月の時点で、いろんな課題の中で家賃とか、そのお金の処理をめぐりまして、会社への入金をされないという事態が出てまいりました。その中で、会社の運営が非常に切迫しまして、私自身社長を務める中でこの会社を資金ショートという形でつぶすわけにいきませんので、5,000万円の資金の融資を受けました。それは経過の話は長くなるのですが、職員の退職をしていただいた、プロパーの職員のいろんな問題もあり、その退職金の分もありますし、全体的な資金調達で私が個人保証いたしました。これは私の財産で処理できる範囲ではないんですが、取締役会でも非常にご批判を受けました。私自身個人的な保証をしないと会社がもたないということで保証いたしましたが、現在それは着実に返済しております。3年間の期間で返済をしていくということで、私の責任において処理をいたしております。

●答弁◎都市建設部長(宮川祐次郎)
申しわけございません。1番目の賃料、共益費等の関係でございますが、当時の経理の処理の仕方がどうも賃料、それから共益費に係る分につきましては会社が一括でやっておりましたので、床の所有者の方に渡すべき賃料、それからちょうだいしなければならない共益費、当然これは相殺みたいな形で個別でいちいちされてなかったと。何らかのプール制みたいな形の中の会計処理をされた経過があるみたいでございます。
それから、2つ目の現管理組合の理事長初め、現在の会社の経営についていろいろご意見もちょうだいしておりまして、組合長のほうからやはりそういうクレームがあったと存じてます。よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
以上でございます。

■再質問
ここの会社、三者の間には当初から何かはっきりしない体質があったようでありますが、今となっては5階空き床の解消もさることながら、三者にまつわるがん細胞のようなものを取り除く大手術をしない限り、真のノバティの再生はあり得ないと考えます。今まさに筆頭株主として市はその大手術を行う考えはあるのか。その辺のお考えを、できたら社長にお聞きします。

●答弁◎副市長(向井一雄) 
山口議員からのご質問にお答えいたします。
私、市の副市長として、また駅前都市開発の社長の任を受けております。その中で、私自身この都市開発の実態というのは就任するまで全く聞かされておりませんし、そのような中でこの世界へ入った訳でございます。ある意味では山口議員のほうが市長の秘書として10年来やっておられた中で一番河内長野駅前の都市開発のことなんかご存じではなかったのかなというふうな感じを私は客観的にいたしております。私はそんな中で昨年の6月から社長をさせていただいておりますけれども、今申し上げましたような事態が起こっております。非常に残念な中で、今宮川部長が答えましたように、質問の内容を私と市長あてに持ってこられまして、非常に残念なことだが、もっと管理組合の中でも話していただけたらなと。管理組合の中でもいわゆるお互いを非難し合っている。私自身株主総会で申し上げましたのは未来志向で行きましょうと。その中で、5階の床については学習塾入っていただきました。ただ、このことについても役所の内部では大いに議論もございました。そういうような苦労のところは議員方に十分お伝えできてないということが私自身の責任ですし、経過については再度整理をして、議員方にご理解いただく場を設けたいと思いますが、私自身、駅前都市開発を今着実な再生に向かってやっております。私の思いとしては、保証人になっておりますし、非常な熱い思いでこの駅前都市開発に取り組んでおりますので、十分ご理解いただきたいと思います。
以上でございます。

■再質問
次に、悲しいことですが、中小企業の倒産が後を絶たない昨今の社会情勢の中で、一民間企業の所有する他人名義の物件に、2億円もの設備投資をして、賃貸借契約により、以後毎年1億円を超える経費を計上しながら事業を進める。子育て支援事業のさらなる推進は市民も我々議員もだれもが必要性は認識しているが、しかし市としての今回の取り組みは余りにもリスクが大き過ぎると危惧するわけです。買収するならともかく、宮ノ下の駐車場用地と同じ格好にも見えるが、その辺の見解をお聞きします。

●答弁◎都市建設部長(宮川祐次郎)
議員ご指摘のようなことがないような形で、ノバティの再生が中心市街地の再生につながり、将来にわたりましてやはりこのノバティながの5階で子育て支援センターをぜひやっていただくのが市の発展につながるものと我々は確信しているところでございます。以上でございます。

■要望
今きっちり確認させていただきましたが、私はやっぱり負のリスクの方が大きいと、今非常に危惧しているわけで、あえてここできちんと申し上げておきます。
今回のこの提案は来年4月からノバティ北館の5階部分を、民間の一事業者から借り上げることが目的であって、ノバティながのの再生を目的にしているとは考えられないのです。失礼ですが、昨日副市長は職員としてのプライドがあると言われましたが、私にも議員としてのプライドがあります、したがって、今回提案されているこの補正予算は、次の議会に回して、今は本当のノバティの再生について議会も含めて本気で議論、検討しなければならないと考えます。そのことを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。


Yamaguchi Ken-ichi Official Website