河内長野市生活保護費不正支出事件について

2014-06-10

*事件の概要(14/6/10追記修正・最新版)

本件は平成13年10月1日~平成23年3月31日までの約10年間において、生活保護担当課に所属していた元市職員である宮本被告が、不正な事務により公金を横領した事件であります。

つい最近までは、宮本容疑者とは別の経理担当者が、平成21年1月から平成23年3月迄の間、産前・産後休暇及び育児休暇を取得した期間に、宮本被告は従来から電算システムを担当していたが、過去に府の監査で是正を指摘されていたにも関わらず、市はこの期間に宮本被告に経理事務をも兼務させたことで、その立場や権限を利用して不正な処理を行い、1434件で約2億7千万円の生活保護費を横領していたとされておりました。
しかしながら、考えられない事ですが平成17年12月から平成20年12月迄の3年間においても、476件で約5千80万円の横領の事実が新たに発覚し、横領金額の合計は3億2千59万2054円となりました。

*被害総額

元職員の状況 支出年度 定例支給 追加支給 合計 時期別
件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額
1.経理・システム担当
(経理1回目の休職期)
H17 403,581 3 403,581 60 5,049,669
H18 26 1,618,968 31 3,027,120 57 4,646,088
2.システム担当
(経理復帰)
H19 82 5,961,000 55 4,552,071 137 10,513,071 416 45,764,038
H20 111 10,843,337 168 24,407,630 279 35,250,967
3.経理・システム担当
(経理2回目の休職期)
H20 24 2,206,659 63 8,844,551 87 11,051210 1,435 269,778,347
H21 177 19,300,419 423 95,782,206 600 115,082,625
H22 233 31,253,360 504 111,371,294 731 142,624,654
H23 11 1,019,858 11 1,019,858
合計 664 72,203,601 1,247 248,388,453 1,911 320,592,054 (単位:件・円)

別表に記載した金額は宮本被告が横領した金額であり、他に年5%の遅延損害金約7千万円。調査に要した費用や弁護士費用等で約2千3百万円等があり、被害総額は約4億1千3百60万円に達しております。
現在宮本被告に対して、被害額の返還手続きを進めておりますが民事での手続きの為、訴訟になる可能性も皆無ではなく時間が必要と思われる。

*本事件発覚の一要因となった匿名の投書について

実は平成24年8月3日に、このような投書が匿名で私の自宅に送られて来ました。それを見て、投書人の気持ちが痛いほど私の胸に突き刺さり、同年9月議会の一般質問で取り上げました。その後、事実の追求を継続して現在に至っておりますが、その投書の原文を紹介致します。

『山口先生へ。
私の知る限り、河内長野市の生活保護受給について、職員による不正処理があると思われます。実の所詳しい事はわかりませんが、市の生活保護の担当者は、各地域ごとに職員が担当しており、個人商店の状態となっています。よって、不正処理があった場合でも複数のチェック機能が働いておらず、担当者以外の人間が実態を把握していないようです。
現在、地域福祉課において過去の不正処理の実態が浮き彫りになっており、組織内で訂正業務を行っているようですが、不正処理の額は数千万単位と思います。
つきましては、福祉部長、福祉課長も把握している事実なので、出来れば追求していただければ幸せです。
本件は非常に思い問題であり、市長にも影響するかも知れませんので、よろしくお願いします。』

以上が投書の原文です。

Yamaguchi Ken-ichi Official Website